中性脂肪は生命活動に必要なエネルギーの貯蓄、体温調整、内臓の保護など重要な役割を果たす一方、増えすぎると、健康障害や病気を引き起す原因になります。血中のコレステロールや中性脂肪に気をつけなければならない大きな理由は、生活習慣病にはじまり、動脈硬化や高血圧を引き起す原因となるためです。動脈硬化や高血圧で促される血液・血管の不健康は、現段階で普段の生活に支障をきたしていなくても徐々に生活習慣病を慢性化させ、脳梗塞、心筋梗塞などの血管疾患を発症し、重篤な症状に陥ったり生死を分かつ原因になりかねません。
血液中に中性脂肪が増加→脂質異常症(高脂血症)
血液中の中性脂肪増で危惧されるのが生活習慣病のひとつでもある脂質異常症(高脂血症)です。血液中にはコレステロール、中性脂肪、リン脂質、遊離脂肪酸、4つの脂肪成分が存在しますが、中性脂肪とコレステロールが増えすぎた状態を脂質異常症といいます。血液中の脂質分が多くなって粘性を増し、血液はドロドロの状態になります。この状態が長く続くと血管内壁に脂質が沈着し、動脈の壁が厚くなり動脈硬化を進行させてしまいます。
肝臓に中性脂肪が増加→脂肪肝
肝臓の細胞に中性脂肪が過剰になり蓄積されることで、肝臓の働きが悪くなる脂肪肝を招きます。「沈黙の臓器」と言われる肝臓の病気らしく明確な自覚症状はないため知らないままに病気が進行し、慢性肝炎、肝硬変、肝臓ガンなどを発症、症状が表面化した時には致命的な状態になるケースも少なくありません。
中性脂肪が高い→急性膵炎
急性膵炎はアルコールの多量飲酒、食事による脂肪分の過剰摂取などがあった時に激しい痛みを起こします。膵臓から分泌されて十二指腸で働くはずの消化酵素が、膵臓自身を消化し始め激痛、嘔吐、ショック症状から多臓器不全で命の危険にかかわるケースもあります。中性脂肪値が高い人が起こしやすい傾向にあります。
このように中性脂肪値が引き起す病気は、生活習慣病をはじめ命に関わる重篤な症状まで多くあります。中性脂肪は食生活の見直しから改善が期待でき、日頃から自分の健康に対する意識が肝心です。規則正しい生活、バランスの良い食生活ができていない人は、「小林製薬・ナットウキナーゼ&DHA&EPAセット」「サントリーDHA&EPA+セサミンE」などのサプリメントや栄養補助食品で積極的に健康サポートをしましょう。